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Dさんは今月シンガポールに来ました。短い三日間でした。8月にも会社に来ましたが、その時私は台湾に遊びに行っていましたので、会いそこないました。Dさんの笑い声が久しぶりです。笑いたければ、おおっぴらに大声で笑う男です。人をほめる時も、相手が大いに喜ぶような言葉を使ってくれる人です。活気がいっぱいのアメリカ人のように、Dさんは単なる「いいですね」と言っても、まるで心底から相手や話の物の良さを認めるようです。もちろん、こういう性格だから、落ち着いている日常にだけ、こういう大げさな話し方をするのではなく、予想内だと思いますが、怒った時もすごいです。私だって、彼に「阿呆」と言われたことがあります。しかし、随分痩せてきた私と再度会ったら、「すごくきれいだ」ともほめてくれました。

お人好しとは言えないですが、基本的にDさんのことが好きです。自分を疲れさせるように生きるのは止めてくださいくらい、時々言いたくなります。うーん、何故でしょう。バツ一の男で、口もひどいですが、何故なら気にします。男女関係を望む「好き」のではなく、ただその笑い声の裏、結構人の知らない辛さを隠しているかなと…気のせいでしょうか。なんかね、時々彼の笑い声を聞いたら、泣くのならきっと同じようにすごいよなぁ、と思うようになった私。

離婚していることは他人に言っていなく、「奥さんはお元気ですか」と聞かれても、決して相手を訂正しません。私より先に彼に出遭って、そして長く付き合ってきたある彼女に教えられました。彼は脳が腫れ物があると。しかし、その腫れ物は位置や大きさが変わらなかったら、移動しなかったら、体に害を与えないそうです。信じられないくらいな話です。

だから、以前のDさんは遊びに夢中なのでした。お酒もよく飲んでいて、タバコも吸っていて、博打もしていました。その生き方を見ると、「明日を考えない男」というフレーズを思いつきました。しかし、いつの間にか変わっていないように確かに変わってきたDさんのことに気付きました。遊びはまだ思う存分遊んでいますが、なんか変わりましたね。生きる意味を見つけたのでしょうか。

何故Dさんのことを話しているの、と聞かれましたら…戦っている姿勢が好きだからと返事していくでしょう。人は「精神世界」というのを持っていることを信じています。私も、あなたも、みんなも。他人のはどの形で、どの話の展開があって、そしてどういうふうに管理しているか分からないですが、私は常にその自分の中にあるところを気にしていて、そして管理するというより、掃除しています。そして、きれいにしていながら、他人に分からない、しかも自分にも分からない部分を発見します。時々、見つけたもう一人の自分が「いい」と嬉しく思いますが、たまにすごくみにくい/弱い自分が存在していると気付いてしまいます。

私は、「真」の強さは「心」の強さだと思っています。そして、その「心」の強さは「芯」の強さになれるように、常に努力しています。そのために、一番よく戦っている相手は他人ではなく、精神世界にいる多数の自分です。しかし、その多数の自分は最初から精神世界にいるのか、それとも現実世界が発生したことで、私は出遭った人々とのやりとりで生み出されたものか、分かりません。どうでもいいことかもしれません。以前は、完璧でない自分が嫌だと思って、弱い/みにくい何人の自分に君臨しようとしていましたが…駄目ですよね。無理なことだと言うより、自分も自分を受け入れないのは駄目だと、今は分かっています。

弱さとか、あくまでも主観的な考えなので、誰かが決めることではありません。弱いと思う人でも、ある環境で、ある人と、自分の特性を発揮することができて、その「弱さ」を「強さ」に変えることができるからです。環境や相手を把握して、タイミングをつかんで、そしてそれらによりどの自分を生かすのか、というのが大切だと考えます。難しいことですよね。人間は一番必死に逃げたい敵が自分自身かもしれないからです。

私は逃げません。例え、自分を受け入れるためにまず自分で自分を切り倒す必要があるとしても。

「仏に逢えば、仏を殺せ
  祖に逢えば、祖を殺せ  
  何ものにもとらわれず、縛られず、  
  ただあるがままに己を生きる」

「幻想魔伝最遊記」三蔵のせりふです。

MさんはLさんに嫌われています。友達同士だったはずな二人なのに。私から見たら、Mさんは別にLさんに悪いことをしたから、嫌われているのではないのですが。一度Lさんの言動で自信喪失しかけ、自分の生きる価値すら信じられなくなったMさんにこう伝えたいです。きれいごとにしか聞こえないですが、あなたはあなたです。例え、どう悪く言われても、それはLさん一人だけの考えです。少なくても、私にはあなたは一生の友達だと思っています。腐れ縁だし、もうしょうがないからです。(笑)早く元気を出してください。私は付いていきますから。

「神之矢」が覚えていますよね。「あなたの笑顔が素敵です。こんな素敵な笑顔の持ち主のあなたは、きっといいことに、いい出逢いに恵まれますよ。」